騒動の着地点はあるのか…。
顧客情報がハッカーによって大量流出してしまった、不倫サイトのアシュレイ・マディソン。流出したメールアドレスの検索サービスが登場するなど世はまさに世紀末!な感じですが、ここにきて運営元が犯人探しに本腰を入れてきました。
トロント市警の発表によると、運営元のAvid Life Mediaは犯人の特定・逮捕・起訴に結びつく情報の提供者に50万カナダドル(約4500万円)の懸賞金を提供するとのこと。またAvid Life MediaのCEOことAndrew Ricci氏も「調査は進展しているが、より多くの情報提供が必要だ」と述べています。
さらに市警の発表によると、この不倫サイト騒動ですでに2人の自殺者が出た可能性があるとか。この自殺者がサイトの登録者なのか、あるいはその関係者なのかは今のところ不明。しかし、自殺に至るまでどんな苦悩があったのかと思うと胸が痛みます。
もちろん、アシュレイ・マディソンは世界展開しているサービス。被害はトロントだけでは収まらず、テキサス州のSan Antonioでもこの騒動に関係する3人の自殺者が出たと報道されています。自殺にまでならないとしても、離婚や家庭崩壊が数多く起きていることは想像に固くありません。
不倫がいけないのはもちろんですが、君子危うきに近寄らず…ってところですかね。
source: The Verge
(塚本直樹)