映画に負けない唯一無二の映像文化が生まれそう。
映画大国インドは、ここのところYouTube動画制作も盛んです。最近では、2年間でチャンネルの登録者が100万人を超えるAIBやTVFといった人気クリエイターも出てきているんです。
そんなインドのムンバイに、世界7カ所目のYouTubeスタジオがオープンします。ムンバイはボリウッドで親しまれるインド映画の中心地ですから、これは盛り上がりそうですね。
しかも、このスタジオではWhistling Woods Internationalというインド最大の映画学校と提携。一般に公開された研修プログラムも用意する予定です。映像制作を学ぶ若いクリエイターたちに、最新の機器を使ってコンテンツを発信する場所を提供することで、新しい才能を発掘するというわけです。
インドの映像といえば、極彩色の演出とダンスミュージカルですよね。でもYouTubeチャンネルを見ていくと、お笑いやショートドラマなどジャンルは実に豊富。特許を取ったばかりの最新テクノロジーを、ゆる〜いノリで解説する「PatentYogi」というチャンネルもありますよ。
昨年、LinkedInが世界52都市に在住の150万人を対象に行なった調査によると、テクノロジーの専門職に就く人が移住先に選んだ都市の上位4位がインドでした。この統計から、すでにテクノロジーの中心地は米国ではなく、インドに移っていると指摘する人もいます。
独特の映像文化を持ちながらテクノロジー大国になりつつあるインド。ここから発信される動画がどんなコンテンツになっていくか楽しみですね。
source: Google
(高橋ミレイ)