東京ディズニーシーと東京ディズニーランドでは、9月8日(火)から11月1日(日)までの55日間、秋の定番となったスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」が開催されます。
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今回は、その中でも、東京ディズニーシーの2つのレストラン「セイリングデイ・ブッフェ」「カスバ・フードコート」で開催されるスペシャルプログラムと、知っていると楽しめるレストランのトリビアをご紹介します。
レストランイベントも充実! 東京ディズニーシーのハロウィーン
パークがハロウィーンカラーやデコレーションに染まるのはもちろんですが、今年のハロウィーンはそれに加えて、アメリカンウォーターフロントでは「ヴィランズ・ハロウィーン・パーティー」が、アラビアンコーストでは「カスバ・マジックトリート」が開催されます。
<ヴィランズ・ハロウィーン・パーティー>
(アメリカンウォーターフロント/ニューヨークエリア)
アメリカンウォーターフロントのレストラン「セイリングデイ・ブッフェ」では、クイーン・オブ・ハートやキャプテン・フックなどのヴィランズをイメージしたメニューやデザートが登場します。
また、レストラン内ではヴィランズの手下たち登場。ヴィランズの魅力をアピールするグリーティングが開催されます。
さらに、レストラン内やウォーターフロントパーク周辺では、ヴィランズのデコレーションが登場して雰囲気を盛り上げてくれます。
また、ヴィランズの手下たちが、ゲストにヴィランズの素晴らしさをアピールし、ヴィランズの世界へ引き込もうとするグリーティングやヴィランズの理想的なコーディネートにするためのファッションチェックのアトモスフィアショーも登場します。
<カスバ・マジックトリート>(アラビアンコースト)
アラビアンコーストのレストラン「カスバ・フードコート」では、ジャファーをイメージした、黒いカリーと赤いナンなどがセットになったスペシャルセットやターバン形のデザートがセットになったメニューが販売。
更にレストラン内や宮廷の中庭に、ジャファーをイメージしたデコレーションが登場します。
また、アトラクションの「マジックランプシアター」で登場するシャバーンとアシームの他、黒魔術師やアラビア最強のマジシャンたちが、宮廷の中庭に登場、華やかなマジックを披露するアトモスフィアショーも開催されます。
「セイリングディ・ブッフェ」に“横浜”行きの荷物が!?
2つのレストランを楽しむためのポイントをご紹介!
今回のスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」でいつもとはちょっと変わった雰囲気になる2つのレストランですが、実は細かなトリビアもたくさん隠れているんです。
いつもは気にせず使っているレストランですが、そこにはゲストを楽しめせてくれる大小さまざまなこだわりがあります。
もちろんそれらは知らなくても十分楽しめますが、知っていると更にパークやレストランが楽しくなることも…?
今回はハロウィーンイベントをより一層楽しむためのそんなトリビアをご紹介します。
「セイリングデイ・ブッフェ」は貨物倉庫を使ったレストラン
スペシャルイベントの開催時以外でもブッフェのレストランとして人気のあるこちらのレストランは実は普段は貨物倉庫。
隣に停泊している大型の豪華客船、SSコロンビア号を所有している船舶会社の所有なのです。
建物に入って最初の大きなレストランフロアの上部にはこれから世界各地へと運ばれていく荷物がたくさん置かれており、たくさんの国や地域の名前が書かれています。
ちょっと高い位置にあるので確認しにくいのですが、この荷物にも小さなこだわりが…。
例えば、正面奥に料理が並んでいるカウンターがありますが、その左上には「YOKOHAMA」の文字が! そうです。この倉庫から日本の横浜にも荷物が運ばれていたのですね。
ちなみに荷物には「歯痛ガム」と書かれています。歯が痛い時に噛むガムの事なのでしょうかね?
更にちょっとマニアックなトリビアをご紹介。
倉庫の右側手前部分には木箱がいくつか並んでいます。この木箱には整理の為か、いくつか数字が書かれています。
その中のひとつには「1118」の数字が。
この数字は実はミッキーマウスがスクリーンデビューした「蒸気船ウイリー」(原題:SteamboatWillie)の公開日である、1928年11月18日の数字。
そうなんです。ちょっと変わった数字の隠れミッキーなんですね。
実は隠れミッキーだけでなく、隠れドナルドと隠れグーフィーも!
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「旗」に隠れた「セイリングディ・ブッフェ」らしいメッセージ
「国際信号旗」に隠れたこのレストランらしいメッセージ。
また、レストラン正面奥には華やかさを演出するように、色々な旗が並んでいます。こちらは単なるデコレーションではなく、実は隠れたメッセージがあるのです。
この旗は「国際信号旗」というもので、船舶の航行時にメッセージを伝える国際的な基準にもなっている旗なのです。一枚だけでも意味を持ち、さらに並べる事で、アルファベットにもなります。
ここにある旗を解読してみると、左から「COLUMBIA You are the gem of the ocean」となり、「コロンビア号、あなたは海の宝石です」となり、出航を待つ同船を称える言葉が隠れているのです。
(最後の2枚「a」と「n」は隠れて見えません)
その他にも細かなこだわりや隠れた物語がたくさん! 食事の合間にいろいろ探してみると面白いかも?
エキゾティックな雰囲気で本格カリーが楽しめる「カスバ・フードコート」
アラビアンコーストにあるレストラン「カスバ・フードコート」。
カスバとは砦(とりで)の意味で、アラブ諸国で城塞に囲まれた様な居住地区の事です。
その名の通り、豪華な王宮に囲まれたエキゾチックなエリアにあるレストランです。
本格的なカリーが楽しめ、もちろんライスだけでなく、できたてのナンも楽しめます。
意外に知られていないのですが、ライスとナンは単品でもオーダー可能です。
ルーが残ってしまいそうな場合や、ちょっと物足りない場合は追加でもどうそ!
そんなこちらのレストラン、提供される本格カリーは、映画「アラジン」でおなじみの、空飛ぶじゅうたんが王国中から運び込んできたものという設定があるのです。
また、レストランのカウンターは複数に分かれているのですが、よく見るとカウンターの上にはそれぞれ異なるお店の名前が…。
実はこちらのレストランは以前はそれぞれのカウンターで別々の店主が店を開いているという物語があり、カウンター毎に異なる料理が提供されていました。
しかしながらゲストの利便性を考えてどこでも全ての料理がオーダーできる形に改装されたのです。こんな所も嬉しい配慮ですね。
「カスバ・フードコート」は座席が“実質”一番多いレストラン
「実質」座席数が一番多いレストラン?
アラビアンコーストのイメージにふさわしく本格的なカレーが食べられるレストラン。
意外と知られていませんが、「カスバ・フードコート」は、実は東京ディズニーシーの中で「実質」一番座席数が多いレストランなのです。
なぜ「実質」なのかと言うと、単純に座席数が一番多いのは、ケープコットにある「ケープコッド・クックオフ」で約910席なのです。
しかしながら「ケープコッド・クックオフ」は、一部が「マイ・フレンド・ダッフィー」のショー観覧エリアとなっているため、人気のダッフィーのショー見るためには順番に並ぶ必要があります。
そう考えると、カスバ・フードコートは850席で、「実質」パーク内で一番座席が多いレストランとも言えますね。
そのため、食事時でも他のレストランに比べて座席も空いているという特徴もあります。
また、このレストランのもう一つの特徴は、ダイニングエリアの雰囲気が大きく分かれているということ。
レジカウンターの右側や後方は豪華な宮殿の様な美しい装飾品もたくさんある豪華な「王宮」のエリア。
対して、カウンター左側は剥がれた壁や歴史を感じる「庶民」の家のエリアに分かれているのです。
また、レストラン正面付近にはテラス席もあり、天気のいい時にはこちらも気持ちよく食事ができます。
もちろんどちらのエリアでも快適に食事を楽しむことができますが、このレストランは様々なシチュエーションで食事が楽しめるレストランでもあるのです。
また数は少ないですが、王宮の部屋には壁際にソファーがついた豪華なテーブル席もあり、こちらで食べるカレーはさらにちょっと美味しく感じるかも知れませんね。
…いかがでしたか? ハロウィーンイベントで盛り上がる事が確実なこれらのレストラン。盛りだくさんのスペシャルイベントに夢中になってしまいそうですが、こんな隠れた魅力もいっぱいです。
他にも隠れたこだわりや秘密はたくさんありそうですね。ぜひ皆さんも探してみてくださいね!