先日、「iOS 9」向けの広告及びトラッキングブロックアプリ「Crystal」を開発しているMurphyAppsが、通常時と「Crystal」を使った場合の比較ベンチマークテスト結果を公開し、読み込み速度は平均74%高速化され、データ通信量は平均約53%削減される事が分かりましたが、TNWも同アプリを独自にテストした結果を公開しています。
TNWでは数字で比較するのではなく、実際に同アプリ(広告ブロック機能)をオンにした時とオフの時の各サイトの読み込み速度を比較したGIFアニメを公開しており、テストは4G LTE通信で「Safari」で各サイトを実際に読み込み比較したもので、読み込みごとに「Safari」の再起動やCookie、キャッシュの削除などを行って実施されています。
(4G通信なのにWi-Fiアイコンが表示されるのはQuickTimeでの録画時の仕様)
その一部が下記の通りですが、左が広告ブロック機能を使用していない時、右が同機能をオンにした時で、読み込み速度の差がよく分かります。
(WSJはあまり差がない)
TNW
Bloomberg
The Verge
iMore
BBC
WSJ
なお、「iOS 9」はまだベータ版の為、Appleがコンテンツブロック機能を正式に搭載するのかはまだ分かりませんが、上記の広告ブロック機能は標準で搭載されている訳ではなく、「Crystal」のような拡張機能を別途追加する必要があり、アプリ内広告は対象外で、あくまでも「Safari」内においてのみの動作となります。