惜しくも準決勝で敗退してしまったが、夏の甲子園を沸かせた“スーパー高校生”早稲田実業高校1年生の清宮幸太郎に、“追っかけオバサン”が大量に出現しているという。
「試合後の宿泊先に、40~50代の中年女性ファンが殺到している」とスポーツ紙記者。早稲田実業といえば、かつて荒木大輔、ハンカチ王子の斎藤佑樹でもフィーバーが起きたことがあり、おなじみの光景とも思えるが、異様だったのは「週刊誌の女性記者が、ファンに紛れていた」(同)という。
「見たことがある顔がいると思ったら、週刊誌の記者なんですよ。明らかにいつも取材しているときの地味な服装ではなく、胸元を開けてスカートをはいていたので、びっくり。ファンのフリをして接近するつもりだったのでしょうが、清宮くんに電話番号か何か書かれているのか、小さなメモ紙のようなものを渡そうと必死な様子でした。見ていた限りでは、渡し損ねていましたけど」(同)
この女性記者は広末涼子似の30代。以前、政治家に口説かれそうになったことが記者間で話題に上がったこともあるだけに、「もしかすると、そういうところを見込まれて、何かハニートラップみたいなものを仕掛けようとしたのか」と記者。
この女性記者以外に目立っていたのは、露出度の高い黒のタンクトップを着た2人組の中年女性で、あるとき清宮に猛突進しようとして、遮った警備員と激突する騒ぎもあった。この警備員によると「(激突は)3度もあった」というからビックリだ。
「私がいても、お構いなしに押してくるので“プッシュおばさん”って呼んでいますが、あの2人は周囲の目を気にせず大きな声で『素朴な感じが食べたくなる』とか『まだ童貞よね?』とか、気持ち悪い会話をしていた」と警備員。
それだけ清宮は母性本能をくすぐるタイプなのかもしれないが、別の中年女性が「清宮クンは甲子園の土を持って帰らなかったみたいだから」と、どこから持ってきたのか「甲子園の土」だという土入りの袋を高校に持参したこともあったとか。
このフィーバーに困惑した関係者が、今回は清宮の宿泊先を、甲子園まで徒歩5分の「甲子園ホテル夕立荘」から、車で20分の尼崎市「都ホテルニューアルカイック」に変更。西東京大会でも清宮だけファン立ち入り禁止の区域で記者対応したり、甲子園の抽選会ではひとりだけ別室で待機、さらに清宮専門の警備員を増員するなどした特別扱いには、一部から「不公平だ」という抗議の声があったほどだが、それも熱狂的な中年女性の押しかけ話を聞けば、仕方ないのかもしれない。
記者までがファンを装って近づく注目の逸材。今後の学校生活も、ちょっと大変そうだ。
(文=ハイセーヤスダ)