Facebook傘下のmBaaS(Mobile Backend as a service)プロバイダであるParseがiOS/OS XおよびAndroidプラットフォーム向けSDKをオープンソース化した。
Parseのエンジニア、Nikita Lutsenko氏が公式発表で書いたところによると、Parse SDKのオープンソース化は、イノベーションを加速化し、コミュニティから学べるようになり、より良いコラボレーションを育てることができると考えて実施されたという。Parse SDKはParseエンジニアがそのサービス構築と課題克服から学んだことすべてを伝えるとLutsenko氏は言う。それを受けて、ParseのエンジニアであるGrantland Chew氏が、Parse SDKの最もチャレンジングなところとその内部動作を掘り下げた一連のブログ記事を発表した。それはいくつかの重要なコンセプトを見ていくところから始まる。
ParseObject
プロパティをget/setする手段を提供する。ParseObject
の場合、そのサーバサイド表現、ローカル変更の集合、現在のローカル表現の組み合わせだ。ParseObject
、ParseQuery
、ParseFile
インスタンスで実行されるオペレーションを定義する。またRESTコミュニケーションや、ローカルデータストアのような機能をカプセル化する責務も持つ。開発者はParse SDKの実装をのぞくだけでなく、修正したバグをプルリクエストすることができる。