Appleのプロ用電子音楽制作ツールLogic Pro Xがアップデート、シンセAlchemyが加わりApple Musicとの接続性も | TechCrunch Japan

Appleのプロ用音楽制作ツールLogic Pro Xが今日(米国時間8/25)、大型アップデートを行い、バージョン10.2になった。すでに多くの人が知っているAlchemyシンセサイザーが加わり、また作品をApple MusicのConnectで、より簡単にファンとシェアできるようになった。

Logic Pro Xの大型アップデートは今年で二度目だが、前のアップデートと同じく既存のオーナーには無料だ。新規購入価格は、前と同じく199ドル。

サンプル操作ができるAlchemyシンセは、今回の最大のアップグレードだ。ときどきしか使わないユーザでも新しいサンプルを見つけやすいし、パワーユーザには完全な音を作るための高度な方法が提供されている。

技術面では、Alchemyには複数の合成音エンジンがあり、また高度なモーフィング(変形)機能により、作者が最初に心に描いたとおりの音が作れるし、あるいは、納得のいくまで試行ができる。Transform Padという機能を使うと、最大8つのサンプルを選んでそれらを画面上のコントロールにロードし、画面上のカーソルを操作して音の形を変えられる。

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Appleは、シンセの複雑高度なテクニックを知らない人でも十分に利用できるために、今回のアップデートでさまざまなパフォーマンスコントロールを導入している。だから、たまにシンセを使う程度の人でも、比較的容易に、自分が納得のいく音を作れる。

Logic Pro X 10.2ではさらに、14GBのコンテンツをユーザのハードディスクに落とせる。Appleが提供している数千種類もの音は、明らかに、EDMやトラップやヒップホップを作る電子のアーチストにねらいを定めている。

Logic Pro X 10.2は、贅沢なシンセを盛り込んだこと以外に、Apple Musicとの連携性も良くなっている。アーチストは、完成した曲と完成途上の作品の両方を、Connect機能により、直接、ファンと共有できるようになった。

また今回のLogic Pro Xの大型アップデートと併せて、iPad用のLogic Remoteが1.2.2へアップデートされ、Mac用のMainStageが3.2へアップデートされた。前者はApp Storeで、後者はMac App Storeで入手できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa