ヴイエムウェアは8月26日、Windows/Linux向け仮想化ソフトウェアの最新版「VMware Workstation 12 Pro」と「VMware Workstation 12 Player」を発表した。
Workstation 12 Playerは、制限付き仮想マシンの実行のみ可能で、仮想マシンの作成などには対応していない。
両製品は、Windows 10、Ubuntu 15.04、RHEL 7.1、Fedora 22をサポートし、稼働環境として、64 ビットのプロセッサと64 ビットのホストOSが必要(仮想マシン内では32ビットのOSもサポートする)。
「Workstation 12 Pro」は、DirectX 10とOpenGL 3.3に対応している。これにより、Microsoftの Power Map tool for Excel など、DirectX 10 を必要とするすべてのアプリケーションを利用できる。また、最大16個の仮想CPU、8TBの仮想ディスク、64GBのメモリを搭載する仮想マシンを作成して、要求の厳しいデスクトップ・アプリケーションやサーバ・アプリケーションを仮想環境で実行できるようになった。
また、Workstation 12 Proはクラウドに関連した機能が拡張されており VMware vSphereおよびvCloud Airサービスに接続でき、仮想マシンをクラウドにまで拡張できる。これにより、ローカルの仮想マシンとサーバにホストされた仮想マシンを同時に使用することが可能。
さらに、PCとvSphere、ESXi を実行している社内クラウド、他のWorkstationのインスタンス間で、仮想マシンをドラッグ&ドロップで移動できるほか、vCloud Airに容易に接続して、Workstation 12 Proのインタフェースから仮想マシンを直接アップロード・実行・表示することもできる。
価格は、VMware Workstation 12 Proが3万890円から、VMware Workstation 12 Playerが1万6890円からとなっている。