TKCは8月26日、同日より中堅・大企業向けにクラウド版の固定資産管理システム「FAManager」の提供を開始したと発表した。
「FAManager」は、同社が提供している固定資産管理システムを大幅にリニューアルしたもので、クラウド化により、子会社等からのデータ収集を容易にし、企業グループ全体での固定資産データの一元管理を可能にするとともに、データ連携機能の強化で、固定資産にかかる決算・申告業務を効率的に行うことができるようにした。
具体的には、ERPパッケージや購買管理システムなどから固定資産情報をデータ連携できるようにすることで、固定資産の新規取得時や除却、リース解約時などの際に、固定資産管理システムに二重で登録する手間が不要になるとともに、入力漏れやミスを防ぐ。
また、平成19年の税制改正以降、作成に手間がかかっていた「法人税申告書 別表16」について、ERPパッケージの情報を活用して効率的に作成することができるようになっているという。
そのほか、同社が提供する電子申告システム(ASP1000R、e-TAX償却資産など)と合わせて利用することで、固定資産にかかる法人税申告や償却資産申告について電子申告まで実施することができるという。
価格は、標準的なシステム構成の場合 40万円/年間~。