「生まれ変わり」や「前世」については過去にも様々な話題が報じられているが、今回は最近再び脚光を浴びているというタイで報告された不思議なレアケースをご紹介。
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■父の友人に殺され今の父にも食べられていた!?
3歳になったダラウォン君は父親の友人であるヒューさんと会った。そして初対面であったのにもかかわらず、ヒューさんが過去にヘビを殺害した事実を当てたという。なぜ、幼いダラウォン君は産まれてもいない時の他人の過去を言い当てることができたのか? それは、そのヘビこそが自分の前世であったからである......。
話を整理すると、ダラウォン君はヘビだった前世時代に洞窟を住処としていたが、ある日、そこで犬2匹と出くわした。果敢にも2匹に立ち向かっていったのだが、騒ぎを聞きつけてやってきた飼い主(ヒューさん)に残念ながら殺されてしまった。さらにダラウォン君は、その死んだヘビを(現世の)父親も食していたことを語った。
話を聞いたヒューさんは驚愕、それらは全て事実だったのである。確かにヒューさんはヘビを仕留めた後、友人であるダラウォン君の父親にも分け合って食べたそうだ。父親もその事実が確かにダラウォン君が産まれる前の出来事だったと記憶しているという。
そしてダラウォン君はヒューさんの肩に触れ、父親にその箇所はヒューさんがそのヘビに噛まれた所であったと伝えた。見てみると、正にそこにはヘビに噛まれた傷跡が残っていた。
ダラウォン君は自分を殺害したヒューさんと会ってとても動揺したそうだが、過去は水に流し、彼を許したという。なぜならダラウォン君はヘビだった頃は辛く惨めであったので、ヒューさんが殺してくれたおかげで転生できたからだそうである。さらにはダラウォン君は生まれた際、下半身の一部の肌がヘビのウロコのような状態だったというのだが......。
■少数ながら動物から人への生まれ変わり事例がある
この件は当事、米・バージニア大学精神科の主任教授であったイアン・スティーブンソン博士らにより調査が行われている。博士は「生まれ変わり」の超常現象の第一人者で、著書『前世を記憶する子どもたち』により世界中から反響を得た。
そして研究を引き継いだ児童精神科医のジム・B・タッカー博士は現在こう語っている。「一般的に生まれ変わりについて認めたり信じたりするのには抵抗があると思います。人から人への転生する場合ですら受け入れるのは難しいですし、ましてやこのように動物から人へのケースはあり得ないと思われるでしょう」とコメントしつつも他に、チンパンジーの生まれ変わりであるという米少年の例を挙げ、「ですが、スティーブンソン博士の研究事例の中には少数ながらこういった案件もあるのも事実なのです」と断言している。
スティーブンソン博士の研究対象となった子どもたちの事例は2,300例を超えており、博士は各事例の本人と証言者に繰り返し面接し、証言の食い違いを徹底的にチェックして調査の信頼性を高めているとされ、この手の怪しい(?)研究とは一線を画するとの声も多いとか。俄かには信じ難い様な不思議な話だが、はてさて本当なのだろうか!?
(文=Maria Rosa.S)
※画像は「Wikipedia」より引用