iPhone 6sの噂、ギズによる総力まとめ

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どんなイノベーションがあるんだろう?

さて、いよいよ毎年恒例の新型iPhone(通称:iPhone 6s)の発表が近づいています。今年のiPhoneはどんなふうに進化するんだろうな…と楽しみなみなさまにちょっと思い出して欲しいのが、アップルのウェアラブル製品「Apple Watch」。そう、iPhone 6sはある意味大きなApple Watchになるかもしれないんです。

もちろん、iPhone 6sの変更点は性能向上だけとは限りません。例えば、iPhone 6 Plusで報告された本体が曲がる問題。こちらの改善を望む人もいるでしょう。どちらにしろ、より高速でより多機能、そしてほんのちょっぴり大きなiPhone 6sが登場する可能性は高そうです。

そもそも名前は?


iPhone 6の後継機なんだから当然iPhone 6sとiPhone 6s Plusだろう…。でもそれだけ? もしかしたら、iPHONE 6Sになるかもよ?

というのはおいといて、次期iPhoneでは「c」がつくモデル復活するかもしれません
。カラフルで廉価でiPhone 6のスペックを引き継いだモデル、つまりiPhone 5cの後継機ですね。以下はリーク情報でお馴染み、Evan Blassさんのツイート。


うーん、本当かな? しかし、先月登場した新型iPod touchから、iPhone 4風の4インチのiPhone 6cが登場すると予想する人もいるんです。また、この4インチのモデルは「iPhone Mini」になるんじゃないかって噂もあります。iPad Airに対するiPad mini、みたいな感じでしょうか。何にせよ、4インチサイズのiPhoneの復活を願う声は引き続きあるようですね。

デザイン


もしあなたがiPhone 6を持っているのなら、多分iPhone 6sは目新しいものではない、つまりデザインにほとんど変更はないと思われます。2009年からs付きモデルが隔年で登場して以来、s付きモデルは前モデルと同一デザインを採用してきました。iPhone 5sではTouch IDが搭載されたためにホームボタンの見た目が変わりましたが、多分このような変更はiPhone 6sではないでしょう。



しかし、アップルはデザインに外部的でなはい、内部的な変更を予定しているようです。例えば、iPhone 6sでは背面ケースが肉厚になると噂されています。これはもちろん、iPhone本体が曲がるのを防ぐため。さらにディスプレイにタッチの強度を測るForce Touchを搭載することで、iPhone 6sは0.2mmほど厚くなるととされています。0.2mmの違いじゃ多分、触っても気づかないかな? でも、ケースのフィッティングが少し気になりますね。


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しかし! これはほんの序章。iPhone 6sで最も期待されているのはカラーラインナップの追加でしょう。噂の新色はローズゴールド、あるいはピンク。上のレンダリング画像はレンダリングマスターことMartin Hajekさんが作成したローズゴールドのiPhoneのコンセプト画像ですが、なかなか美しいですね! これがApple Watchのようにゴージャスで艷やかなリアルなローズゴールド素材になるのか、それとも酸化アルミニウムによる普通のローズゴールド色になるのかは不明ですが、多分後者かな…と思います。

スペック


sつきiPhoneといえばスペックアップ。というわけで、iPhone 6sでも内部性能やカメラの性能向上が噂されています。さらに、上でも登場したForce Touch搭載ディスプレイが載るって話もあります。

まずは内部性能の話をしましょう。おそらく、iPhone 6sは新型のA9プロセッサを搭載するはずです。製造メーカーはサムスン。このチップは35%省電力化し、15%チップ面積は小さく、20%高速だとされています。さらに嬉しいことに、RAMがとうとう2GBに倍増されるという話もあります。さらに、最大300Mbpsで通信可能なLTEチップ「Qualcomm MDM9635M」でもっとインターネットが快適になることが期待できそうです。


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リークされたロジックボードの画像を見ると、これらの新型チップはより効率よく収まっているようです。左がiPhone 6で右がiPhone 6sとされるロジックボードですが、iPhone 6sでは少ないチップが少し小さい面積にスッキリと収まっていますね。さらに、iPhone 6sでは少し小さめな改良型NFCチップも搭載されています。これらから推測するに、iPhone 6sではバッテリー性能も向上しているんじゃないでしょうか。

さてさて、Force Touchについて話しましょう。もし手元にApple Watchがあれば、Force Touchがどのようにタップと強い押し込みを区別するのか確かめられます。Force Touchの使い道としては、操作の簡略化役立つはずです。たとえばAppleマップで強く押しこめばナビゲーションを開始したり、Masicアプリでは楽曲をプレイリストに追加することができるはず。さらに、サード製アプリではもう無限に使い道があるでしょう。

そして最後にカメラ性能。例えば、iPhone 6sは1200万画素の4Kビデオ録画が可能な背面カメラを搭載するとされています。さらに、光学ズームが可能なデュアルレンズの可能性されていますが…これはどうかな? この多レンズ技術では一眼デジタルカメラ並の画質が実現できるとされています。スマートフォンのカメラ性能が一眼デジタルカメラほどに向上すれば、それはもう感動的ですね! iPhone 6sでこの技術は登場するのかな?

またその他のスペック情報としては、指紋を読み取るTouch IDの読み取りスピードが早くなるかもしれません。16GBモデルの廃止やサファイアディスプレイの搭載の噂は…まだ確証がありません。あんまり期待しないほうがいいかも。

iOS 9


アップルがiOS 9の公式パブリックベータを開始して以来、多くの人がiOS 9がどんなものなのかを知っています。iOS 9は直感的でより賢く、あなたが次に何をしたいのかを過去の操作から予想することができます…そう、まるでGoogle Nowのように。パーソナルアシスタントのSiriもより賢くなるはずです。

地図アプリには乗り換え案内が搭載されるでしょう。またFlipboard風のニュースアプリ、その名も「News」も注目です。ノートアプリはTo-doリストやメディアファイルのメモ書きもできるように。また、パフォーマンスや安全性、そしてバッテリー性能の向上もやって来るはずです。

値段はおいくら?


たぶん、驚きはないはず。これは予想ですが、2年契約込でiPhone 6sは199ドル(約2万5000円)からiPhone 6s Plusは299ドル(約3万7000円)から。またiPhone 6は99ドル(約1万2000円)からに値下げし、iPhone 5sは無料になるんじゃないでしょうか。


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ただし、例外はありえます。たとえばベライゾンはつい最近2年契約とそれにともなう販促費を支給しないと発表しました。つまり、ベライゾンでiPhone 6sを買うなら、おそらく端末代金の650ドル(約8万円)をすべて自分で負担する必要があります。 また、AT&TやT-Mobileも、端末を割り引かない月額プランを提供しています。 なんにせよ、2年契約と一緒に端末代金を割り引くシステムは時代遅れになりつつあるのかもしれませんね。

で、発売日は?


スペックよりもなによりも、一番大事なのが発売日。これまでの慣例を考えれば、iPhone 6sは9月9日に発表されるはず。iPhone 6の発表日も9月9日でした。アップルはすでにiPhone 6sの大量生産を開始しており、その生産台数も過去最大のものになるとされています。さらに予想すれば、iPhone 6sの予約開始日は9月11日で発売日は16日(金曜日となる18日や25日になるという説もありますが)。ストア前には熱心なアップルファンが駆けつけ、長い行列ができることでしょう!

Update(8/17 9:45) : 発売日の表記が誤っていたため修正しました(編集部)


Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(塚本直樹)