エスカレーター「歩く」派が52% | ニコニコニュース

慣例となっているエスカレーターの片側あけは、危険や不便をともなうため、多くの場所で「歩行禁止」の呼びかけが始まっている。マナーを守りながら乗りたいものです
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「エスカレーターでは立ち止まり、手すりにつかまりましょう」――7月から鉄道各社がそんなキャンペーンを開始し、注目を集めている。「転倒事故を防ぐため」という理由だが、今もエスカレーターを「歩く」人は多い。特に朝のラッシュ時は、エスカレーターの片側を足早に通り過ぎて、出勤を急ぐビジネスマンが少なくない。是非はさておき、皆さんは普段どうしているだろうか? 20~30代の会社員男性200人に調査してみた。(協力/アイリサーチ)。

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1.〈エスカレーターに乗ったとき、「歩く」「歩かない」どちらのほうが多い?〉


・「歩くことのほうが多い」派 52.0%
・「歩かずに乗っていることのほうが多い」派 48.0%

ほぼ半々となったが、20~30代という若さもあってか、「歩く」派が若干上回った。それぞれの「言い分」は以下の通り。

●「歩くことのほうが多い」派の意見


「時間を節約したいから」(28歳)
「止まっているのがもったいない」(30歳)
「じっとしていられないから」(30歳)
「太っているので、少しでも歩くようにしています」(36歳)
「その方が早いし自分にあっているから」(33歳)
「駅内の電車の乗り換え時間など、急がないといけないことが多いので」(38歳)
「運動不足なので可能であれば歩く」(37歳)
「乗換の時刻を事前に把握しており、秒単位の戦いをしているため」(29歳)
「歩いた方が速いから。基本的に、止まっている時間は無駄に思う」(24歳)

●「歩かずに乗っていることのほうが多い」派の意見


「急ぐ必要がない」(34歳)
「歩かなくて済む乗り物なのに、歩くのは体力のムダだから」(24歳)
「他人にぶつかったりするトラブルを防ぐため」(37歳)
「エスカレーターで歩くと、万一踏み外した場合に他人を巻き込む恐れがあり危険だと認識しているから」(38歳)
「マナーだと思う」(39歳)
「歩いたらエスカレーターの意味が無くなるから 」(27歳)
「歩くと疲れる割にはあまり時間的に変わらないから」(38歳)
「歩いて登ると疲れるし、左側に立っている人にあたることがあるから」(28歳)

「歩く」派のビジネスマンからは「早く移動したい」「時間がもったいない」というコメントが多く寄せられたが、「歩かない」派のビジネスマンからは「そこまで急いでいない」というコメントのほか、「楽だから」「マナーだから」というコメントも多かった。今回の呼びかけには賛否両論あるようだが、あなたはどちらの感覚に近いだろうか?

ちなみに、「歩く」派からは「運動不足だから」というコメントも寄せられたが、メタボ気味のビジネスマンには、よくある感覚だろう。そもそも、エスカレーターやエレベーターを使う際、「健康のためには、階段を利用したほうがいいんだよな」と思いつつ…という人も多いのでは? 特に2~3階程度の上り下りだと、エレベーターを使うことを、後ろめたく感じてしまうことがある。皆さんのなかにも、「2階なら階段を使う」など使い分けをしている人もいるだろう。そこで「階段/エレベーター」利用の境界線を調査したところ、以下のような結果になった。

2.〈目的の階が何階までならエレベーターを使わず階段で上る?〉


・2階(なら階段を使う)90.5%
・3階(までなら階段を使う)63.0%
・4階(までなら階段を使う)21.0%
・5階(までなら階段を使う)11.5%
・6階以上でも階段を使う 6.0%
・何階でもエレベーターを使う 9.5%

「2階」なら階段を使う人が90.5%に上るが、「3階」になると階段派は63.0%に減り、「4階」になると21.0%に激減する。どうやら「3階」がエレベーターを「使う・使わない」の境界線といえそうだ。今回は「勤務先のオフィス」を想定して回答してもらったため、「健康を気にしてなるべく歩く」よう意識している人も多いのかもしれないが…。ともあれ「2階でもエレベーターに乗っちゃう」というあなた、もう少し歩いたほうがいいかも?


(小笠原敦)

※当記事は2015年08月24日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。