「エスカレーターでは立ち止まり、手すりにつかまりましょう」――7月から鉄道各社がそんなキャンペーンを開始し、注目を集めている。「転倒事故を防ぐため」という理由だが、今もエスカレーターを「歩く」人は多い。特に朝のラッシュ時は、エスカレーターの片側を足早に通り過ぎて、出勤を急ぐビジネスマンが少なくない。是非はさておき、皆さんは普段どうしているだろうか? 20~30代の会社員男性200人に調査してみた。(協力/アイリサーチ)。
1.〈エスカレーターに乗ったとき、「歩く」「歩かない」どちらのほうが多い?〉
ほぼ半々となったが、20~30代という若さもあってか、「歩く」派が若干上回った。それぞれの「言い分」は以下の通り。
●「歩くことのほうが多い」派の意見
●「歩かずに乗っていることのほうが多い」派の意見
「歩く」派のビジネスマンからは「早く移動したい」「時間がもったいない」というコメントが多く寄せられたが、「歩かない」派のビジネスマンからは「そこまで急いでいない」というコメントのほか、「楽だから」「マナーだから」というコメントも多かった。今回の呼びかけには賛否両論あるようだが、あなたはどちらの感覚に近いだろうか?
ちなみに、「歩く」派からは「運動不足だから」というコメントも寄せられたが、メタボ気味のビジネスマンには、よくある感覚だろう。そもそも、エスカレーターやエレベーターを使う際、「健康のためには、階段を利用したほうがいいんだよな」と思いつつ…という人も多いのでは? 特に2~3階程度の上り下りだと、エレベーターを使うことを、後ろめたく感じてしまうことがある。皆さんのなかにも、「2階なら階段を使う」など使い分けをしている人もいるだろう。そこで「階段/エレベーター」利用の境界線を調査したところ、以下のような結果になった。
2.〈目的の階が何階までならエレベーターを使わず階段で上る?〉
「2階」なら階段を使う人が90.5%に上るが、「3階」になると階段派は63.0%に減り、「4階」になると21.0%に激減する。どうやら「3階」がエレベーターを「使う・使わない」の境界線といえそうだ。今回は「勤務先のオフィス」を想定して回答してもらったため、「健康を気にしてなるべく歩く」よう意識している人も多いのかもしれないが…。ともあれ「2階でもエレベーターに乗っちゃう」というあなた、もう少し歩いたほうがいいかも?
※当記事は2015年08月24日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。