26日の日経平均株価は前日比570円13銭高の1万8376円83銭と7営業日ぶりに大幅反発して取引を終えた。上げ幅は今年最大。朝方は前日終値付近で不安定な展開となったが、円高一服や中国・上海総合指数の大幅反発を背景に投資家心理がやや改善。先物に断続的な買いが観測され、日経平均は戻りを試した。指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> が切り返したことも日経平均をけん引し、日経平均は上げ幅を一時600円超に拡大した。
トヨタ自動車 <7203> 、マツダ <7261> など自動車株や、ブリヂストン <5108> などタイヤ株が戻りを試した。生損保の業界再編思惑で、損保ジャパン日本興亜ホールディングス <8630> 、MS&ADホールディングス <8725> などが急伸。カジノ法案の審議入り期待が高まってイチケン <1847> 、日本金銭機械 <6418> なども物色された。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株や、野村ホールディングス <8604> など証券株も買いが優勢となった。
半面、コマツ <6301> 、日立建機 <6305> など中国関連株の一角はさえない展開が続いた。(編集担当:宮川子平)