矩形波も、三角波も、鋸波も、ノイズも。
チップなピコピコ音をMIDIキーボードで操りたい方に朗報です。Kickstarterで資金調達中の「Arcano MIDI NES Chiptune Synthesizer」は、名前にもあるとおりNES(初代ファミコン)の音源をモチーフとしたMIDI音源。ATmega328というマイコン上でファミコンサウンドをエミュレートしています。
音源としてのクオリティは8bit/44.1kHz。さらにビットクラッシャーエフェクターを用いることでサンプリング周波数を下げ、ローファイなトーンを再現するこだわり仕様です。そーなんですよね。DAWソフトで使うソフトウェアのファミコン音源って、あのノイジーさがないんですよ。
サウンドを聞いてみると、ゲームボーイとはまた違った、ファミコン的ボリューミーさを伴ったアナログシンセトーンだということがわかります。これは生楽器の音と混ぜても、浸透力がありそう。上モノに使ってみたいかも。
サイズはファミコンのコントローラよりは大きいでしょうか? コネクタはMIDI、ステレオミニ(音声出力)、ACアダプタと6ピンのISPヘッダ。AVRのISPライターがあれば、基板のままチップ内のプログラムやデータを書き換えられます。カスタム波形や、8bitで出力するジョリッジョリのサンプリング音源も埋め込めますよ。
完成品は80ドル(約9,500円)から。ACアダプタは別途必要です。
source: Kickstarter
(武者良太)