新しい家族が増えると生活スタイルも今までと同じというわけにはいかなくなるもの。出産後のことは後回しになってしまう人も少なくないでしょうが出産後は子育てに追われて時間にも気持ちにも余裕がなくなってしまうというのも事実。今回は、子どもが生まれる前に考えておかないといけないことについて先輩ママにアドバイスしてもらいました。
■子どもにかかるお金の話
・「お金のこと。いくらためていくとか、子どものための貯金をどうするとか」(30歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「教育費の捻出方法」(35歳/ソフトウェア/技術職)
子どもが生まれると夫婦2人の生活よりもお金がかかるということは漠然と理解しているものの「いつ」、「どのくらい」お金がかかるのかを具体的にシミュレーションしておくことは大事。教育費をどうやって捻出するか、子どものための貯金をいくらしておくかなどは、出産してからだと遅すぎますもんね。
■産前・産後の里帰りについて
・「生まれるまで、どちらの実家で過ごすかということ。お互いの両親も交えて、ちょっとモメた」(24歳/食品・飲料/専門職)
・「関西に実家があるので、どのタイミングで戻るか、家の購入や親との同居など、もう少し長期的なライフプランについて話し合っておいてもよかった気がします。産んだ後は毎日バタバタしてゆっくり話す時間が取れなくなってしまいました」(37歳/商社・卸/事務系専門職)
・「立ち会い出産のこと、産後の里帰りの期間や里帰り中のパパの生活について」(32歳/医薬品・化粧品/専門職)
出産前後を実家で過ごすという女性は少なくありませんが、自分の実家に帰るのか、パパの実家に帰るのかというのはしっかりと話し合っておかないともめる原因に。どのタイミングで帰るのかやその間のパパの生活をどうするのかについても妊娠してからではゆっくり考える余裕もなくなってしまいそうですよ。
■産休・育休後の仕事復帰
・「専業主婦にはならずに仕事を続けること」(35歳/ソフトウェア/技術職)
・「教育方針が全然ちがっていたこと。仕事復帰についても」(35歳/その他/事務系専門職)
・「育休復帰後の働き方と分担」(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「仕事復帰後の家事分担」(32歳/自動車関連/事務系専門職)
出産後に仕事復帰するのかどうかというのも妊娠まで仕事をしていた女性にとって大事なことの一つ。育休が取れる限界まで待って復帰する、出産後は短時間勤務が可能な仕事をするなど働き方によっては家事の分担をしてもらうことも必要になりますよね。家計にも大きな影響が出ることなので夫婦でしっかり話し合っておかないと将来設計もちがってきそうです。
妊娠中はうれしさだけでなく不安も大きいので、出産後のことを考える気持ちの余裕もなくなりがち。だからこそ、出産後の家計や仕事復帰などについては早めに話し合っておくことが大事。もちろん、生まれてから考えても遅くないことや考えすぎても仕方のないことなどもありますが、何の考えもないままの出産はあとあと夫婦間のもめ事にもつながりそう。生まれてから慌てないためにも妊娠前の余裕のある時期に子どものことも含めた将来設計を話し合っておくことは大事ですね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年8月にWebアンケート。有効回答数110件(22歳~39歳の働く女性)