日経平均終値は197円高、米株高を好感も戻り売りで上げ幅縮小 | ニコニコニュース

 27日の日経平均株価は前日比197円61銭高の1万8574円44銭で続伸。朝方から米株高を好感した買いが先行し、寄り付き直後には上げ幅を433円まで拡大した。ここ数日のかく乱要因となっていた上海市場もきょうは極端な変動はなく、前場の日経平均は安定的に推移。ただ、その後は1万8750円付近で上値の重さが意識され、後場に入ると戻り売りの圧力もあって徐々に上げ幅を縮小した。

 個別では、化粧品事業のテコ入れ策に期待が高まった花王 <4452> や、外国人の家事代行サービス参入が伝わったパソナグループ <2168> が上昇。中間・通期の業績見通しを上方修正したココカラファイン <3098> や、親会社との契約改定で損益予想を上方修正したリーバイ・ストラウス ジャパン <9836> も買われた。

 半面、好決算も出尽くし売りが先行したアインファーマシーズ <9627> や、フランチャイジーへの労働基準法違反の勧告が嫌気された明光ネットワークジャパン <4668> が下落。自社株買いなどによる上昇の反動があったナカバヤシ <7987> や、大手証券が目標株価を引き下げたSUMCO <3436> も売られた。

 業種別では、食料品、保険、建設が上昇。一方、鉄鋼、海運、パルプ・紙は下落した。(編集担当:松浦直角)