台湾の美術展で少年が転倒 約1億8000万円の名画に穴 美術館「補償は求めない、翌日修復した」
台湾で開催中の美術展で8月23日、12歳の少年が転倒した拍子に150万ドル(約1億8000万円)相当の17世紀の絵画に穴を開けるアクシデントが発生しました。現地メディアのCNAが防犯カメラの映像を公開しています。
被害に遭ったのは、17世紀のイタリアの画家パオロ・ポルポラによる「花」と題した、高さ2メートル超の大型油絵。映像では、少年が絵の前でつまづき、体を支えようと絵画に手をついています。CNAによると、美術館側はこれを偶発的な出来事として、少年側には補償を求めない方針。
美術館はFacebookで修復の様子を公開しており、24日には精鋭チームが無事作業を終えたとのこと。現在は展示を再開しています。