9月20日に宮城県・塩釜港で開催を予定していたヨットレース「タモリカップ東北大会」の中止が発表された。プレスリリースによると、「開催当日の現地状況を考慮した結果」、泣く泣くこの決断に至ったとのことだが、どう考えても同時期に宮城で4DAYSの公演を控える人気アイドルグループ“嵐”の影響と見ていいだろう。そんな中、“テニミュ”こと、ミュージカル『テニスの王子様』の公演も時同じく宮城で上演されるのだが、「タモリカップ」中止を受けて上演を心配する声が上がっている。
テニミュ製作委員会は、6月4日にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs聖ルドルフ公演の開催を発表。“聖ルドルフ単独公演”は2004年の公演から11年ぶり(それ以降は山吹中学と合体された公演だった)ということもあって、歓喜の声を上げる“聖ルドルフファン”も見られる中、「宮城行きは諦める……」とリタイア宣言する声が相次いだ。というのも、この発表がされた時は、すでに嵐の宮城公演の影響により現地の宿泊施設はほぼ満室。これを受けて、日本質的心理学会が仙台で行う大会の日程を変更した後のことだった。
「11年ぶりの聖ルドルフ単独公演ということで、聖ルドルフ好きのテニミュ友達は『全通(全公演に通うこと)も辞さない』と腹を決めていましたが、宮城公演が嵐のライブと被っているということで早々に諦めていました。『現地の人、どうか席を埋めてくれ……!』と“遺言”を残していましたよ」(テニミュファン)
テニミュファンいわく、「熱狂的なテニミュファンは“地方遠征(地方開催の公演にも行くこと)”に行くのは普通」。だが、今回の宮城公演に限っては参加を諦めたファンも多そうだ。現に、各種プレイガイドを見てみると、東京・愛知・大阪・福岡公演は完売済の公演が散見されるが、宮城公演は千秋楽ですら未だ購入できる状態だ。
「すでに遠征を諦めている人も多いですが、ネットには今回の『タモリカップ』中止を受けて、『テニミュはどうなるのかな』と、心配する声も上がっています。聖ルドルフが東北で公演をするのは今回が初めてなので、ぜひ実現してほしいですけどね」(同)
思わぬ災難(!?)に巻き込まれたテニミュだが、このまま開催されたとしても宮城の“嵐パニック”に巻き込まれることになりそう。兎にも角にもファンの健闘を祈るしかない。