東京・日比谷野外音楽堂で開かれた安全保障関連法案に反対する集会で「違憲」と「廃案」のプラカードを掲げる参加者=26日午後
共同通信社

 法曹関係者と学者がそろって安全保障関連法案にノー。元最高裁判事や元内閣法制局長官、日弁連会長と憲法学者が26日、東京・霞が関で記者会見し「法案は憲法違反」と成立阻止を訴えた。

 日弁連主催で全国の弁護士や大学教員ら計約300人も参加。一斉に「違憲」「廃案」とのプラカードを掲げた。村越進日弁連会長は「これだけの人が結集するのはかつてないこと。立憲主義の破壊だけは認めることができない」と強調した。

 会見後、日比谷野外音楽堂で集会も開き、日弁連によると約4千人が参加。大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」などのメンバーも駆け付け、法案反対をアピールした。