又吉直樹・芥川賞受賞作「火花」がNetflixで映像化!2016年世界へ配信 | ニコニコニュース

又吉本人も「どうなるのか僕も楽しみです」とコメント
映画.com

お笑いコンビ「ピース」又吉直樹の第153回芥川賞受賞作「火花」が、世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」と吉本興業により映像化されることが発表された。2016年にNetflix独占で、日本のみならず世界に向けて配信予定。原作者の又吉は、「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです!」とコメントを寄せた。

又吉の本格的な小説家デビュー作となった本作は、売れない若手芸人の主人公・徳永と、独特の笑いの哲学を持つ先輩芸人・神谷との師弟関係から人間の存在の根本を見つめた、中編の青春小説。お笑い芸人初の芥川賞受賞で大きな話題を呼び、発行部数は純文学としては異例の230万部を突破し、芥川賞受賞作の中でも最高記録を更新するなど、ますますの盛り上がりを見せている。

Netflix日本法人のグレッグ・ピーターズ代表取締役社長は、「日本にたくさんあるストーリーの中でも、以前より又吉直樹さんの『火花』をぜひNetflixにて映像化したいと思っておりました。この度、弊社で『火花』を映像化し、日本、そして世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」と語った。

日本で9月2日からサービスを開始するNetflixは、すでに世界50カ国以上で6500万人を超える会員数を誇っている。長編映画やテレビドラマを多数配信するだけでなく、クオリティの高いオリジナルドラマを制作することで人気を集めており、今後はブラッド・ピット製作・主演の長編映画「ウォー・マシーン」や、「グリーン・デスティニー」の続編など注目作の配信を予定している。