機能は十分、価格は控えめ――。そんな携帯電話を米Microsoftが発表した。ウェブの閲覧、ゲームのプレイ、音楽の視聴、写真撮影など、様々な機能を備えながらも、販売価格はわずか37ドル、円換算で約4,500円で購入できる。日本での販売は未定だが、発売されれば人気商品になりそうだ。
同社が発表したのは、「Nokia 222」、そのデュアルSIM版となる「Nokia 222 Dual SIM」の2つの携帯電話。ディスプレイサイズは2.4インチでOSは、Nokia Series 30+を搭載する。
スマートフォン並みに多機能なのが特徴で、オペラミニブラウザもしくはエクスプロラーでウェブサイトの閲覧が可能。検索にはBingを利用する。2MPのカメラも搭載し、GroupMe by Skype、Facebook、Messenger、Twitterといったアプリで写真の共有も可能。FMラジオの視聴ができ、MP3の再生環境も供える。ゲームのプレイもでき、Gameloftのゲームアプリが毎月1作品、1年に渡りダウンロード可能。「Assassin’s Creed Brotherhood」などの作品がプレイできる。
写真、動画、音楽ファイルなどの多用により、ストレージ不足に陥った場合も、 最大32GBまでのmicroSDカードが利用可能。また、バッテリーはガラケー並のタフさで、Nokia 222が最大29日間、Nokia 222 Dual SIMで最大21日間、連続通話時間はともに最大20時間となっている。micro USB、3.5mmイヤホンジャックを備え、Bluetooth 3.0にも対応する。サイズは116mmx50mmx12.9mmで、写真で見てもわかるとおり、非常にコンパクト。重さも79gと軽量だ。
日本国内では、同価格帯、ほぼ同じサイズの携帯電話として、通話とSMS機能に特化したSIMフリーガラケー「Simple」がある。Simpleは、初回入荷分が即日完売となるほどの人気商品となっており、「Nokia 222」シリーズの国内販売が決まれば、スマートフォン以外の携帯電話市場が大きく盛り上がりそうだ。