去年の#BendGate、覚えてる?
これまで何度も浮上しては立ち消えていた、ぐにゃりと曲がるスマホの噂。iPhoneも新製品発表が近づくたびに「曲がるのが来るんじゃないか?」と言われてきました。ですが、今のところ事故以外で曲がるiPhoneを見かけません。
シカゴに本社がある企業Polyeraは、ヨガマットのように丸めたり、ねじることもできるディスプレイの開発をしてきました。キモになるのが、柔らかくて薄いトランジスタ。これを使うことで、ぐにゃっと曲がるディスプレイの下層素材になる、デジタルファブリックができるんです。
そしてプロトタイプができたのが「WOVE」という製品。ディスプレイはKindle Paperwhiteなどで使われているのと同じE-inkパネルです。これを、くるっと腕に巻き付けてタッチセンサーで操作できます。
この技術の開発が進めば、ウェアラブルデバイスやその他電子機器の幅が大きく広がりそうです。たとえば、新聞みたいに丸めてカバンに入れられる大型ディスプレイや、服そのものがスマホ画面代わりにだってできるかもしれません。
「WOVE」の発売予定は2016年だそうです。ティーザーサイトを開くと、カウントダウンが表示されていますが、どうやら9月末に詳細情報が公開されるようですよ。
(高橋ミレイ)