最近は「Modern Family」繰り返し見てます。
ネタ元のウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によりますと、世界的な情報調査会社ニールセンがストリーミングサービス各社(Netflix、アマゾンプライム、Huluなど)において、どのコンテンツが人気が高いのかなど、ユーザーが何を見ているのかをトラッキング調査中だといいます。ここで得られたデータは、大手制作スタジオにとって大変貴重なものであり、今後どの番組のラインセンス料を釣り上げられるかという交渉に役立ちます。
例えば、20世紀フォックスは、オンラインストリーミングの普及によって、従来のケーブルテレビ利用者が減り、利益も減少しています。そこで大手スタジオが、どのコンテンツが人気があるのかそのデータを見ることができれば、人気コンテンツ配信においてストリーミング会社により多くの利益を求めることができるってもの。
ストリーミングサービスにおけるニールセンの調査は、昨年の視聴者層のデータトラッキングから始まっており、現在はすでに約1,000件近い番組のデータが集まっているといいます。データには、どのエピソードを何人くらいが視聴しているか、年齢層や性別などが含まれます。しかし、データにあるのは米国ユーザーだけで、それもモバイル端末からの視聴までは含まれないとのこと。アマゾンやNetflixがこの調査に対して、訴訟を起こす可能性もありますが、今のところは動きがないようです。
ストリーミングサービスも年々変化していきますが、これもその変化の1つとなるのでしょうか。スタジオと配信企業間でコンテンツの値が変われば、当然その波はユーザーにも押し寄せますよね…。
source: The Wall Street Journal
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(そうこ)