ダウンタウンの番組や「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)などを手がける放送作家の高須光聖氏(51歳)が、8月29日に放送された番組「新・週刊フジテレビ批評」(フジテレビ系)に出演。放送開始から20年近くが経つ「めちゃイケ」を例に、バラエティ番組のマンネリ化について言及した。
この日、「バラエティに未来はあるか」のテーマでトークが繰り広げられた同番組。現在も“伝説の番組”として記憶されるようなかつての人気番組も、実は数年で終了していることが多かったという話の中で、高須氏は「(マンネリ化は)絶対そうなんです。企画が一周しちゃう」と説明し、「『めちゃイケ』でもよく話をする」とした上で、一例として加藤浩次(46歳)の立ち位置について語った。「加藤浩次は、『めちゃイケ』の中の進化では“狂犬”なんですよ。でも、『スッキリ!!』やってるときはすごい常識人なんです。世間が納得するほどスパッ!スパーン!と物事も言えるし、解決できる男なんですけども、『めちゃイケ』っていうフレームに入った瞬間に“狂犬”キャラになるんです」
また、同じく「めちゃイケ」や「大改造!!劇的ビフォーアフター」(テレビ朝日系)、「和風総本家」(テレビ東京系)などを手がける放送作家・伊藤正宏氏(52歳)は「(バラエティ番組を)長くやれば、最初はすごく新鮮だったことも、小さいところかもしれないけどマネされやすいので、長くやっているとそれがスタンダードになってしまう。(消費スピードも速く)変わり続けないとなかなか苦しくなる」と、バラエティ番組の長寿化の難しさを語った。