中学生で習う英語の一つに、「want to be」というフレーズがあったのを覚えているだろうか。意味は「~になりたい」というそのまま意味で、誰もがわかるだろう。だが、実は、この「want to be」というフレーズには、2つの注意しなければならないポイントがあるのをご存じだろうか。
中学レベルの【英語】 「Something」と「Anything」の違いは分かる?
【ポイント1】発音
「want to be」の発音は、そのまま「ワント トゥ ビィ」と発音しても通じる。だが、ナチュラルスピードでは「to」の部分が「あいまい母音」として発音されるため、「ワナビィ」と言っているように聞こえる。そのため、友達同士のメールなどでは、「wannabe」とスラング気味に書かれたりすることもある。
【ポイント2】同じ読み方の「wannabe」というスラングの存在
「want to be」と同じく「ワナビィ」と発音されるこの英単語は、「~になりたがっている人」「~気取り」という意味で使われる英語のスラング。一般的に「外見だけを真似て本質の伴わない人」「~になりたがっているだけの人」というネガティブなニュアンスを含んでいるのだ。
「wannabe」には軽蔑的な意味合いも含まれているので、冗談でもあまり使うべきではない。「want to be」と「wannabe」の混同を避けるためにも、「ワナビィ」の発音自体を避けるように心がけることも大切だ。
<記事/kotanglish(日本ワーキング・ホリデー協会)>