五輪エンブレム問題以降、素材の無断使用などの指摘が相次いでいるデザイナーの佐野研二郎氏ですが、また新たな「無断使用」が発覚し話題になっています。
今回指摘があったのは、アートディレクターを佐野研二郎氏、ディレクターを香取有美氏(2人ともMR_DESIGN所属)が務めた、多摩美術大学の広告「MADE BY HANDS.」シリーズ。このうちの1作品に使用されているメガネの画像が、ニュースサイト「GLAFAS」からの無断利用だったことが分かりました。ネット掲示板の指摘で発覚し、GLAFAS側もその後、記事を投稿し「(メガネの画像は)私物を撮影し掲載したもの」「現在までに多摩美術大学および佐野研二郎氏、デザイナー香取有美氏からの連絡は来ておりません」と、無断で広告に使用されたことを認めています。
GLAFAS側は記事の中で、「『ネットで拾った写真を使ってコラージュする』という安易な手法が、デザイン・広告の世界に存在することを身をもって知りました」とコメント。ちなみにこの「MADE BY HANDS.」は過去、ニューヨークADC金賞、ロンドンD&AD金賞/イエローペンシル、ONE SHOW DESIGN金賞、カンヌライオンズ金賞を受賞しているそうです。