かつて強烈すぎる見た目でネットを震撼させた愛生会病院(埼玉県久喜市)の公式サイト。2013年に惜しまれながら閉鎖した同病院のサイトが、まさかのリニューアルオープンをしていると話題になっています。……ってなんだこの普通なサイトは!
愛生会病院のサイトといえば、黒の背景に原色を多用した強烈な色使い、流れるメッセージや目が光る謎の招き猫の画像など、インターネット黎明期を思わせるセンスがさく裂していることで有名になったもの。多くのサイトが時代の変化とともに洗練されていく中、1998年の開設以降ほとんど変わらぬ「昔のホームページ感」を残し続け、「ネット上の世界遺産」としてネット民に長く愛されていました。
かつてのサイトは同病院の院長さんによる手作りだったそうですが、2013年7月に閉鎖。その後、理事長の交代などを経て今年3月ごろにドメインを変えてリニューアルされていたのですが、あのチカチカするデザインの面影すらない小綺麗なサイトになっていました。そんな……これじゃまるで病院のホームページだ……(病院のホームページです)。
今になってこのことを知ったネット民の間では、「普通すぎる……」「こんなの愛生会病院じゃない!」「ひとつの時代が終わった感」など、悲しむ声が続出。せっかく病院らしくしたのに悲しまれるとはなんだか理不尽な気もしますが、それだけあの強烈なデザインは今も多くの人の心に焼き付いているようです。