TBSの10月期番組改編説明会が1日、同局で行われた。新クールでは、木曜21時のドラマ枠を廃止し、水曜深夜に新規枠を設置した同局。その理由について説明会に登壇した石丸彰彦編成部企画統括は「水曜深夜という未開の地に鉱脈があると思った。今までTBSはゴールデンやプライムの時間帯でしかドラマをつくっていない。『M1』『F1』『ティーン層』をターゲットにして、チャレンジしていきたい」と明かした。
水曜深夜23時53分スタートのドラマ枠のコンセプトは“スパイス&エッジ”。同枠では、局内若手スタッフや外部クリエイターを登用していく方針だという。10月からスタートするのは下町の駄菓子屋を舞台にしたドラマ『おかしの家』。若手監督・石井裕也がメガホンを取り、オダギリジョー、尾野真千子、勝地涼など豪華キャスト陣が出演する。
石丸は7月期のドラマについての印象を「『表参道高校合唱部!』は意欲的な作品を企画し、編成したつもりだったが、数字はちょっともの足りない結果になってしまった。しかし、ある程度の層には響いたと思っている」と語り、「『ナポレオンの村』については、『世界陸上』など不規則な放送予定だったところがあった。10月はずっと流せるんで…」と笑顔を見せた。
ほか、石丸が「うちのエース枠」と評した日曜21時枠は阿部寛主演の『下町ロケット』。金曜22時は綾野剛連ドラ単独初主演となる『コウノドリ』。火曜22時枠は、香里奈が7年ぶりにTBS連続ドラマ主演を務める『結婚式の前日に』がスタートする。