日経平均は724円安で取引終了、先物主導で下げ足速め安値引け | ニコニコニュース

 1日の日経平均株価は前日比724円79銭安の1万8165円69銭と大幅続落して取引を終えた。米国株安を嫌気した売りが先行。一巡後は下げ止まったものの、中国市場を見極めたいとするムードが広がって戻りの鈍い展開が続いた。午後2時を過ぎたあたりから先物に断続的な売りが観測されると日経平均は下げ足を速め、安値で引けた。

 業種別では全33業種が下落した。オリンパス <7733> など精密機器株や、ブリヂストン <5108> などゴム製品株が売られ、エーザイ <4523> など医薬品株なども下落した。外資系証券による目標株価の引き下げが観測された東ソー <4042> も安い。日本コンベヤ <6375> 、郷鉄工所 <6397> などリニア新幹線関連銘柄の一角は利益確定売りが優勢となった。決算発表を再延期した東芝 <6502> や、東芝が保有株を売却するトプコン <7732> も急落した。

 半面、薄膜鋼板で日本文理大の研究グループが渦電流損を抑えるモーター開発との報道が好感されて日本金属 <5491> がストップ高を付けた。16年1月期業績予想を修正したモロゾフ <2217> もしっかり。15年9月中間期の期末に配当を実施する計画の明電舎 <6508> も堅調。(編集担当:宮川子平)