ハックされた不倫サイト、Ashley Madisonのビジネスは順調 | TechCrunch Japan

もし「控え目な出会い」サイト、Ashley Madisonで働く人々を気の毒に思っているなら、その必要はない。彼らはとても元気のようだ。この愛すべきプレスリリースによると、Ashley Madisonの運営会社、Avid Life Mediaには、世界を轟かせたハック事件以来、「何十万もの自分の情報を盗まれたがっている能なし人々が新規登録した」。

同サイトを使っていた有名人に関する会話や物語は山ほど出回っているが…いったい誰に裁く資格があるというのか。彼らは順調にやっている!

同社は最近、CEOが辞任し、「双方合意」の上であったと発表した。

今日の発表以前同社は、「われわれは犯罪者による当社およびメンバーのプライバシーに対する攻撃に鋭意対応している」と言っていた。どうやら、いかに会社がすばらしいかを報告するために一息ついたようだ(もう一度ハックして欲しいというサインではもちろんない)。

Ashley Madisonに崩壊が迫っているという最近の報道は、著しく誇張されている。当社はハッカー犯罪者による個人データ盗難に対応しながら日常業務を継続している。当社および顧客が攻撃を受けたにもかかわらず、われわれは成長している。先週だけで、数十万人の新規ユーザーがAshley Madisonプラットフォームに登録した ― うち8万7596人は女性だった。

その通り。サイトには「数十万人」の新規ユーザーが登録しただけでなく、その中には女性もいる。偽女性ではないので念のため。同社は、先週「280万通以上のメッセージを」女性が発信したと言っている。

結構なことだ。今回のハックはサイトにとって最高の出来事だったわけだ。幸い、これで本誌は彼らの無料プロモーションのために記事を書く必要がなくなった。実際私は、あの「シーッ」ホームページを2度と見たくないと真剣に思っている。

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お元気でさようなら、Ashley Madison。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook