上司から「疲れた~、寝ます」とLINE マツコは「ダメですよー」と言えばいいと助言するが | ニコニコニュース

今や「やってて当然」とされるほど普及している、スマホアプリのLINE。メールより手軽に会話感覚でやりとりができる便利なツールだが、Facebookなど他のSNSと同様「仕事関係の人とはつながりたくない」という声も多いようだ。

8月26日に放送された「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)では、28歳女性会社員のこんな悩みが取り上げられた。部署内の連絡網として上司とLINEのアカウントを交換したところ、仕事と関係ないメッセージがたくさん送られて来るのだという。

「例えば、『今日、天気いいね』や『疲れた~、寝ます』など彼氏から来てもうっとうしいレベルです。ただ、上司なので無視することもできません。どうしたらやめてもらえるでしょうか?」

有吉は「無視しても怒らないよね?」

文面からして、上司は男性だろう。マツコ・デラックスは「気があんのかな?それとも(LINEを)始めたばかりで嬉しくてしょうがないのかな?」と推測した。

一方で有吉は、「その子にだけ来てるなら、それはもうセクハラだから訴えて終わりだよ」とバッサリ。さらに2人はこの件に対し「さほど深刻性はない」といった表情で、以下のようなアドバイスをした。

「上司に相談しなさい。『会社のLINEなのに、なんで個人的に来るんだ』って」(マツコ)
「友達だったらどういう風に(やめてほしいと)伝えるか悩むところだけど、上司だったら仕事に関係ないんだから、『私的なもの多いですよー。ダメですよー』って言いやすくない?」(マツコ)
「上司側からしても『今から寝まーす』というLINEを無視されたからって腹立たないよね?」(有吉)
「上司だったら怒んないよ」(マツコ)

確かにマツコと有吉が言うように、はっきりと「やめてほしい」と伝えたら上司もすぐに気づいて、しょうもない日常LINEを送って来ることはなくなるだろう。セクハラだとかコンプライアンスだとか、すぐに騒がれるこのご時世。上司だって常にハラハラしているのだから。

「俺通信LINE」にはテキトーに返事してやってはどうか

しかし、この相談者の「直接的には言いづらい」という気持ちもよくわかる。はっきりと「やめろ」と伝えればコトは収まるのだろうが、その代償に残る「気まずさ」は拭いきれない。そこが問題なのだ。

それに、上司がどんな心境で仕事に関係ない日常LINEを送って来るのか知らないが、下心でグイグイ来てるならともかく、単純に部下と仲良くなりたい一心なのかもしれない。

「おっさんだってLINEぐらいできるよ」のアピールかもしれないし、仕事する上で「若い子を攻略しなきゃ、お山の大将になっちまう」という焦りから来る戦略のひとつかも。

休日の予定を聞かれて食事に誘われるなど、そういったものでない限り、ここはひとつ優しい気持ちで対応してあげるのはどうか? 上司の「俺通信LINE」には、お互い気まずくならない程度にお返事する。

もちろん、毎回毎回返す必要はない。でも「天気がいいね」には「そうですね」、「疲れた~、寝ます」には「お疲れさまでした」。それぐらい、いいじゃないか。「返事がないのはどうしてか?」やら「今度ふたりで食事に行きたいね」には既読スルー徹底で、あまりにひどいようなら「彼氏に見られて誤解されたら嫌なので」でどうだ。あかん?(文:みゆくらけん)

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