マンチェスター・Uは1日、モナコからU-21フランス代表FWアントニー・マルシャルを獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。
現在19歳のマルシャルは、4年間に加え1年の延長オプション付きの契約を締結。移籍金は公表されていないが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、推定3600万ポンド(約67億円)で10代としては史上最高額だという。
同選手は、クラブ公式サイトで「マンチェスター・Uに加入できてとても興奮しているよ。モナコで過ごした時間は楽しかった。彼らとファンに感謝したい。プレミアリーグでプレーしたいと思っていたし、世界最大のクラブに加入することは、全ての若手選手が夢見ることだ。新しチームメイトに会うこと、そして素晴らしいキャリアを持つルイ・ファン・ハール監督の下でプレーすることが楽しみだよ」とコメント。
またファン・ハール監督は、「アントニーは生まれ持った才能を持ち、若く、素晴らしい可能性を秘めた多機能なFWだ。彼を見てきたが、モナコで素晴らしい成長を遂げた。彼がマンチェスター・Uに加入してくれて嬉しいよ。ここが彼の成長にとって相応しいクラブだと信じている。彼はトッププレイヤーになる全ての特質を持っているよ」と、同選手を評価している。
マルシャルは、2013年6月にモナコへ移籍すると、昨シーズンはリーグ・アンで35試合に出場し、9ゴールをマーク。同年のチャンピオンズリーグでは、アーセナルやユヴェントスといった強豪との対戦でも起用され、高パフォーマンスを披露した。一部メディアからはモナコOBの元フランス代表FWティエリ・アンリ氏になぞらえ、“アンリ2世”と評されている。また、8月28日に発表されたフランス代表メンバーにおいて、初のフル代表招集を受けている。