2日の日経平均株価は前日比70円29銭安の1万8095円40銭と3日続落して取引を終えた。中国株をにらみながら不安定な展開が続いた。
寄り付きで下げ幅を300円超に拡大したあと急速に切り返し、上げ幅を300円超に拡大した。いったんプラス圏へ浮上した上海総合指数の上値が限定的だったため、東京市場では次第に戻り売り圧力が強まって日経平均は午後2時ごろから再び軟化したが、終値で1万8000円台は維持した。
国際石油開発帝石 <1605> など鉱業株や、昭和シェル石油 <5002> など石油株の下げがきつく、保険株や、証券株などもさえなかった。個別では、2020年満期のユーロ円建転換社債型新株予約権付社債300億円を発行すると発表した大王製紙 <3880> が急落した。16年1月期の利益予想を修正したトーホー <8142> も軟調。
半面、外資系証券による投資判断の引き上げが観測されたツムラ <4540> は堅調。阪急阪神ホールディングス <9042> も買いが優勢となった。オプティム <3694> と提携し新サービスを開始するMRT <6034> も物色された。(編集担当:宮川子平)