高野苺原作による実写映画「orange-オレンジ-」が、昨日9月1日に原作の舞台・長野県にてクランクインを迎えた。
放送中のNHK連続テレビ小説「まれ」のクランクアップから12日というスピードで、再共演を果たす主人公・高宮菜穂役の土屋太鳳と成瀬翔役の山崎賢人。クランクインを迎えた土屋は「初めてとなりの席に座ってみたとき、想像していたとおり、賢人くんは翔でした」とコメントしており、確かな信頼関係を垣間見せる。このほか須和弘人役の竜星涼、茅野貴子役の山崎紘菜、萩田朔役の桜田通、村坂あずさ役の清水くるみも集い、全員同世代ならではの和気あいあいとしたチームが早くもできあがっていた。
また映画の公式サイトでは「過去と未来の写真館」と題したコンテンツがスタート。本作のキーワードである“未来の自分”“今の自分”“過去の自分”にちなみ、過去に撮影した写真を現在の自分で再現し、過去の自分へ向けたメッセージと共に応募する企画だ。「orange-オレンジ-」は12月12日より全国ロードショー。
原作を高校生の頃に読んでいて、深い悲しみや、生きることの大切さ、高校生活のキラキラ感を感じていました。最初に作品のオファーを頂いた時、直感的に「翔は賢人君かな?」と思っていたら本当に当たっていて嬉しかったです。原作が人気なので菜穂を演じるのは身が引き締まる思いですが、撮影の一瞬一瞬に全力で愛情をこめていきたいと思います。翔と菜穂の心の旅を楽しんで頂けたら嬉しいです。
原作を読んで、未来の自分から手紙が届くというファンタジーでありながら、少し切ない気持ちになれる部分もあるし、菜穂と翔の関係や、仲間たちとの絆が凄く良くて、大好きな作品になりました。切なさと、青春を感じられる作品だと思うので、太鳳ちゃんやキャストの方々と一緒に楽しみながら、大切なことが伝わる作品になれば良いと思います。
原作漫画の実写化はとても難しく思います。原作ファンがすでに持っているイメージを共感し超えていかなければなりません。役者として感じ、動く須和を表現し見てみたいと素直に思いました。
共演者の皆さんと良い作品を作れたらと思います。これからどんな作品になるか楽しみです。
この度、茅野貴子役を演じさせて頂くことになりました山崎紘菜です。この役を頂く前から原作が大好きだったので、この作品に携わることができるなんて夢のようです。原作の丁寧で美しい絵のように、私も貴子という役を丁寧に、そして淡く切ない世界観を壊さないように大切に演じたいと思います。よろしくお願い致します。
素敵な原作に誠実に向き合い、共演者の皆さん、監督を始めとしたスタッフの皆さんと実写版での「orange- オレンジ-」の世界へ飛び込みたいと思います。
観て下さった方の未来が素敵に変わる、そんな願いを込めて、全ての方にとって大切な作品になりますよう に、全身全霊で挑みます。
漫画原作の作品に出演するのは初めてで、特に「orange」はとても人気の作品という事もあり、今回、参加させて頂ける事を光栄に思います。舞台である松本市での撮影では、その土地の力もお借りして、6人の空気感を大切にしていきたいです。村坂あずさが愛されるキャラクターになる様、全力で演じたいと思います。
■人気急上昇中の大ヒット漫画の実写映画化ですが監督としてどのような点を意識されて映像化していくのでしょうか。
この物語の中で描かれる少女(人間)の成長、仲間たちとの友情、恋、といったことは常に私たちにとって人生における大きなテーマです。SF的なスパイスを効かせながらもテーマが普遍的であるが故にこの作品は今を生きる我々の心を惹きつけてやまないし、時代を経ても尚生き続けてゆく作品だと思っています。奇をてらうことなく誠実な思いでこの物語と向き合い、単なる「マンガ原作の映画」を超えた「正統派の青春映画」として多くの人々に長く愛されるような作品を作り上げたいと思っています。
■菜穂役・土屋太鳳さん、翔役・山崎賢人さんの印象を教えて下さい。
■撮影への意気込みと映画を楽しみにしているorangeファンの皆様へメッセージをお願いします。
(c)2015「orange」製作委員会 (c)高野苺/双葉社