モデルの押切もえさんが2日、美術展「第100回記念二科展」に初出展した作品がモデルとして初入選したことを受け、国立新美術館(東京都港区)で行われた会見に登場。押切さんは入選したときの気持ちを聞かれ、「入ったか、というストレートな気持ち。うれしかった」とにっこり。東京五輪のエンブレム騒動を受けて、挑戦する気持ちを聞かれると戸惑いながら「私にはLINEスタンプが精いっぱいで……」とおどけていた。
押切さんの絵画「咲くヨウニ1」は淡いピンク色の花や薄緑の背景で構成された作品。3〜4カ月で描き上げたといい、押切さんは「お花はよく描いているモチーフなんですけど、うしろの背景は日比谷公園で4月に見た木の幹を描いてます。一見なんだろうと思わせた方がいいのかなとあまり具体的に描かないようにしました」と説明。芸能界では片岡鶴太郎さんの絵に感銘を受けたといい、「力強いタッチの、日常を切り取るような、でもそれがドラマになるような絵がすてきだなと思う」と語った。
また、自身のプライベートについて聞かれると「作品のタイトルが『咲くヨウニ1』なんですけど、プライベートも咲けるように頑張りたいなって思います」と笑顔でかわした。
二科展は二科会が毎年秋に開催する美術展で、今年で100周年を迎える。公募は絵画・彫刻・デザイン・写真の4部門で、押切さんが出展した絵画部門は3043点の応募があった。過去には歌手の工藤静香さんや八代亜紀さん、俳優の石坂浩二さん、女優の五月みどりさんらが入選している。