チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールは、自身がレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやバルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのような得点記録を出すことはないだろうと認めた。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
アザールは昨シーズン、チェルシー移籍後最高となる公式戦52試合出場19得点を記録し、イングランドサッカー選手協会(PFA)年間最優秀選手に選出された。
しかし今シーズンはこれまでのところ低調なパフォーマンスで得点を挙げることができず、連覇を狙うチェルシーも開幕から苦戦を強いられている。
ベルギーで『Sport/Foot Magazine』のインタビューに答えたアザールは、「メッシやロナウドのように1シーズンに50ゴールや60ゴールを挙げるために何ができるだろうかと自分自身に問いかけてみた。チャレンジはするけれど、僕は本当の意味でのゴールスコアラーにはならないだろうと悟ったよ。そういうタイプではないんだ。精神的なところが大きい。今でもゴールを決めた後に思うことがある。これで十分だとね」と生来の点取り屋ではないと語った。
C・ロナウドは昨シーズン、54試合に出場し61ゴールを挙げ、レアル・マドリードでの7シーズンで通算313ゴールを記録。メッシは58ゴールを挙げ、バルセロナの三冠に貢献した。一方で、24歳のアザールはチェルシーに加入して以来、3試合で1ゴールに満たない得点率に終わっている。
「他の選手のように記録を狙ってはいない。1シーズンで15ゴールから20ゴールを挙げられれば、僕はものすごく満足するよ」とC・ロナウドやメッシとはタイプが違うことを強調。さらに、「今、キャリアのピークを迎えている。でも、毎日もっといい選手になりたいと思っている。僕の頂点はまだ先だ」と選手として今後も成長していくと意気込んだ。