国連事務総長が日本非難! 「歴史の直視こそ、日本の進むべき正しい道」=中国メディア | ニコニコニュース

サーチナ

 中国メディア・新華網は8月30日、3日に北京で行われる戦勝70周年軍事パレードに出席する国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が同28日、中国メディアに対して日本を非難する発言をしたことを報じた。

 記事は、藩氏が歴史認識問題に対する日本政府の言動について「世の人に、歴史隠ぺいを企てる歪んだ心理を再び見透かさせた」、「戦後国際秩序に挑むことを企図した稚拙なパフォーマンス」と評したことを紹介。

 日本政府が藩氏の軍事パレード出席を「国連の中立な立場が失われる」として非難したことに対して、「国連は国際社会が歴史を直視したことによる産物であり、反ファシズム戦争勝利の重要な成果、戦後国際秩序に体制的な保障を与えるものであるということを分かっていない」と発言したと伝えた。

 同時に、中国による抗戦の勝利も国連を中心に世界の恒久平和を守るという、戦後の国際秩序づくりに向けた道を作ったとも語ったことを紹介した。

 さらに、3日の戦勝70周年記念イベントについて「国際社会が改めて国連創設や戦後国際秩序の基盤に立ち返るよう呼びかけるものであり、中国が戦後国際秩序づくりの参加者、守護者、改革者であることを示す重要なもの」との見解を示したことを挙げた。

 その一方で、日本については「国連の一員でありながら、歴史に対する真摯な反省、戦後国際秩序の維持に向けた努力をおろそかにするのみならず、国連による努力を外交的手段で阻もうとしている身の程知らず」と非難したと伝えた。そして最後に「歴史への直視こそが、正しい道である」と語ったことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)mikewaters/123RF.COM)