就職活動で企業を選ぶ際に重視したことは何ですか? 22〜30歳の働く男女に聞いたところ「やりたい仕事ができる」(53%)と答えた人が最も多かったものの、入社の決め手になったのは「最初に内定が出た企業だった」(43%)が最も多く、「やりたい仕事ができる」(36%)は2位にランクダウンしていることが、ビズリーチの調査で分かった。
新卒で入社を決めた会社について「後悔している」と答えたのは41%。後悔している人にその理由を聞いたところ「自分のやりたいことが明確に定まらないまま就職活動を進め、入社してしまった」(51%)、「業界や企業研究が十分でなく、入社後にギャップが生じた」(50%)を挙げる人が多かった。
転職を考える際は、新卒のときに入社したかった企業や職種・業種を目指しますかという質問に、45%が「はい」と回答。「当時は、まだ求められているスキルに達していなかったため経験を積んでチャレンジがしたい」「新卒採用をしていなかった職種だったので中途で応募してみたい」といった声があった。
この結果を受け、ビズリーチの多田洋祐取締役は「20代のキャリア形成で、新卒時の就職活動のころと同じような後悔をしないためにも、多様な情報源を確保しながら、自分の可能性やキャリアの軸をもった就職活動を行うことが重要」とコメントした。
インターネットを使った調査で、22〜30歳の男女341人が回答した。調査期間は8月24日から30日まで。