愛知県武豊町で8月、新聞配達員の男性(31)が襲われた事件で、県警は3日、ボーガン(洋弓銃)などで重傷を負わせたとして、殺人未遂の疑いで、元同僚の無職山口泰斗容疑者(28)=同町長尾山=を逮捕した。「私は知りません。自宅にいた」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は8月12日午前2時45分ごろ、武豊町若宮の県営住宅の通路で、男性にボーガンの矢を命中させたほか、刃物で切り付け、2〜3カ月の重傷を負わせた疑い。
県警捜査1課によると、山口容疑者は昨年10月まで同じ新聞販売店に勤務。男性に勤務態度を注意され、トラブルになったことがあった。
男性は配達中に襲われ、目出し帽の男が車で逃げるのが目撃された。山口容疑者の自宅などからはボーガン、ナイフや目出し帽が見つかり、車の運転席付近には男性の血が付着していた。