4日の日経平均株価は前日比390円23銭安の1万7792円16銭と反落。朝方は129円高で寄り付いたものの、その後すぐにマイナスに転落。前日の下落基調をそのまま引き継ぐ展開となった。後場に入ると下げ足を速め、午後1時20分頃には一時574円安まで軟化。下値メドとされる8月26日の1万7714円も一時下回った。終盤はやや下げ渋る展開となったが、今晩の米雇用統計を控えて積極的に買い向かう動きは見られなかった。
個別では、バークレイズが投資判断を「アンダーウエート」に2段階引き下げたソフトバンクグループ <9984> や、今期予想を引き下げ一転34%の営業減益とした三井ハイテック <6966> が下落。前日の決算発表を受けて材料出尽くしが意識された日本駐車場開発 <2353> も売られた。
半面、レオスによる5%保有が材料視されたエスアールジータカミヤ <2445> や、ワコム <6727> にイラスト制作ソフトが採用されたアートスパークホールディングス <3663> が上昇。今期予想を2ケタ増益に引き上げたくらコーポレーション <2695> も買われた。
業種別では、ガラス土石製品、その他金融、保険などが下落。一方、電気・ガスは唯一上昇した。(編集担当:松浦直角)