ターミネーターの液体金属に一歩近づきました。
科学者たちが開発したこちらの素材、特別な液体を固体のポリマーの層に挟んだもの。この素材はなんと、ダメージを負って中の液体が酸素に触れた時に自動的にそのダメージを修復するそうです。
こちらのビデオではその素材に銃弾が撃ち込まれ、穴が空くんですが一秒もたたずに酸素に反応して穴を塞いでしまいます。
この素材、宇宙船から宇宙服、軍事用の乗り物までさまざまな利用方法が考えられます。米粒ほどの大きさのものでも、猛スピードで宇宙センターにぶつかれば致命的なエマージェンシーにだってなるわけです。そんなときにこの素材が宇宙センターの外壁に使われていれば、本格的な修理をするまでの応急処置になるわけです。しかも一瞬で穴をふさいでくれる。
いやー、こういうニュースを聞くと「テクノロジーの発達って加速してない?」とちょっとあせってしまいます。このままだと自動修復するロボット軍団に人間が征服されてしまう未来も割とすぐに来てしまうかもですね...。
source:American Chemical Society News
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)