鈴木大地氏
共同通信社

 政府は10月に発足するスポーツ庁の初代長官に、1988年ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏(48)を充てる方向で最終調整に入った。複数の関係者が3日、明らかにした。2020年東京五輪・パラリンピックに向けた選手強化の司令塔を担うため、元スポーツ選手として知名度の高い鈴木氏が適任と判断した。40代の政府組織トップは異例となる。

 関係者によると、政府側の打診に対し、鈴木氏は前向きな姿勢を示しているという。「メダリストで年齢が若い点が評価された」と指摘した。人事案は月内に正式決定する見通しだ。

 鈴木氏はソウル五輪の男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得。

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