三省堂が9月1日から11月30日まで、「今年の新語 2015」を募集することを発表した。
きっかけは、『三省堂国語辞典』編集委員の飯間浩明氏が昨年、「今年からの新語2014」という試みを実施したこと。これは、日本語やその使い方に関するトリビア的なツイートで人気となった飯間氏が、ツイッターのハッシュタグなどを使って「今年からの新語」を募集したものだ。“独断と偏見”で「ワンチャン」「それな」「ぽんこつ」などの10語を選び、国語辞典風に解説した。
このように昨年は個人的に行われていた試みだったが、今年は三省堂が大々的に行うよう。飯間氏のツイッターによると、「三省堂の営業の方々が『本格的にやりましょう』と今回の企画の実現に動いてくださいました」とのことだ。企画については「『今年の新語』は、近く辞書に載ってもおかしくない語を選ぼう、というところが特色」と説明している。
三省堂の特設サイトによれば「今年の新語 2015」では、2015年に「よく見た」「よく聞いた」言葉を募集。今年誕生した言葉かどうかは問わないという。応募フォームまたはツイッターによる投稿で受け付け、いくつ応募してもOKだ。
ツイッターでは、早速候補が挙げられており、
「佐野る(動詞)
などの時事ネタが目立つ。単に言葉を挙げるだけでなく、解説を試みるツイートも見られる。
もしかしたら将来、辞書に載るかもしれない「新語」。あなたの周囲では、今年はどういった言葉をよく見聞きしただろうか?
※当記事は2015年09月03日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。