モトローラは2日(現地時間)、新型スマートウォッチ「Moto 360」および「Moto 360 Sport」を正式に発表しました。
新型「Moto 360」
新たにモトローラによって発表されたMoto 360(2015年モデル)は、デザインのみならずパフォーマンスやバッテリーライフにおいてもさらなる磨きがかけられることとなりました。
初代Moto 360とは異なりサイズの異なる2種類から選択することが可能になるほか、本体および交換バンドの色やデザインには男女それぞれに合わせたバリエーションも用意。また「Quick Release Bands」と呼ばれる交換バンドは非常に簡単に着脱可能な構造を採用しているため、自分の好みに最も合致する組み合わせを手軽に楽しむことを可能にしています。
交換バンドには多彩なバリエーションを用意
以下は、Moto 360(2015)の主なスペック。
42mmモデル | 46mmモデル | |
OS | Android Wear | |
ディスプレイ | 1.37インチ 360×325 ディスプレイ | 1.56インチ 360×330 ディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass 3 | |
SoC | Qualcomm 1.2GHz駆動 32-bit クアッドコア Snapdragon 400 | |
RAM | 512MB | |
ストレージ | 4GB | |
バッテリー | 300mAh | 400mAh |
バッテリーライフについては、46mmモデルがおよそ2日間となる一方で42mmモデルはおよそ1.5日間とされており、先代モデルのバッテリーライフがおよそ1日間であったことを思えば、着実に進歩している様子がうかがえます。
さらに、モトローラの提供する “製品カスタマイズサービス” として知られる「Moto Maker」を利用することで、自分好みにカスタマイズしたMoto 360(2015)を購入することが可能になりますが、現時点で同サービスによるMoto 360の購入が可能となるのは米国、英国、メキシコ、フランス、ドイツの計5ヶ国に限定されるとのことです。
また今回、フィットネス向けモデルとなる「Moto 360 Sport」も同時に発表されました。
「Moto 360 Sport」
GPSおよび光学式心拍センサーを内蔵しているほか、「AnyLight」と呼ばれる “直射日光下での視認性が高められたディスプレイ” が採用されている点に加え、水深3フィート(約91cm)の水中に30分間放置しても浸水しない程度の防水性を備えていること以外は、Moto 360と同等のスペックとなります。
多彩な「ウォッチフェイス」もプリインストール
ちなみに、全モデル共通で充電には “新型” のワイヤレス充電器が必要となり、初代Moto 360専用のワイヤレス充電器を利用しての充電は不可能となる模様。
充電するには、新型ワイヤレス充電器が必要
そのほか、新型Moto 360は本日より米国市場にて先行予約の受付を開始し今月末には発売される予定となりますが、将来的には北米、中南米、ヨーロッパ、アジア市場においても販売が開始されることが明らかにされています。
またMoto 360は299ドル(約3万6000円)から入手可能となるものの、カスタマイズ次第でその価格は最高で429ドル(約5万2000円)にまで達するとのことです。残念ながら今回、Moto 360 Sportの発売時期や価格については発表されませんでした。
なお、全モデル共通でOSには最新版のAndroid Wearが実装されているため、iPhoneともペアリングして使用することが可能になります(過去記事)。
先代モデルは国内では発売されませんでしたが、はたして新型モデルはどうなるのでしょうか。モトローラの言うところの “アジア市場” に日本が含まれていることを祈りつつ、続報に期待したいところです。