一念発起してタトゥーを入れたら、クオリティが低すぎて泣いた…。世界でもタトゥーが比較的普及している国や地域では、そんな悲劇に見舞われることも少なくありません。
そのほかスペルが限りなく惜しい名言ややたら強靱なマリリン・モンロー、人間という生命体を超越した愛娘など、残念タトゥーの世界は驚きに満ちています。
人前で肌を晒すことを躊躇してしまうような呪術レベルの高い作品はできればないほうがいい…。それは依頼主だけではなくタトゥー・アーティスト本人も同じ気持ちでしょう。ただ、それはプロとしてデビューする前に、納得のいく練習ができていないからなのかもしれません。
そんなわけで登場したのが、人口皮膚のスケッチブック。ブラジルの広告代理店Lew’Lara TBWAから依頼を受けたタトゥー・アートマガジンは、まるで悪魔の書のようなスケッチブック「The SkinBook」を生み出しました。
The SkinBookは全ページが人工皮膚でできているだけではなく、よくタトゥーを入れそうな身体のパーツ写真が各ページに印刷されています。そのため、だいたいどういうバランスでタトゥーを入れたらいいのかも含めて練習できるようになっているのがミソ。失敗が許されない世界だからこそ、道具の進化もまた大切ですね。
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(Rumi)