ナインティナインの岡村隆史が、様々な分野でたびたび議論となる「オリジナルか盗作か」という問題で、お笑いやバラエティに関して「全てのパターンが出尽くしと思う」と、すでに完全なオリジナルの作品が生まれにくい状況にあると私見を述べた。
【大きい画像を見る】東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム。左がオリンピック、右がパラリンピック
3日深夜放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で、2020年東京五輪公式エンブレムの盗作疑惑を受けて、「パクリ」について触れた岡村。自身の本業であるお笑いやバラエティを例にあげて、「バラエティなんか、もう出尽くしてるからね。それをパッケージ変えてうまいことバレんようにバレんようにやってるんですよ。漫才なんかも、全てのパターン、出たと思うんです。それをみんなうまいこと自分のキャラクターに応じたりしながらバレへんように、勉強してるからね」と、過去のお笑いを模倣することについて「それはパクリとは言わへんよ。勉強やからね」と自身の見解を語った。
見たり勉強したりすることで少なからず影響されることから、自身は一時期、ダウンタウンの番組などを観ないように意識していたという。「強烈に残ってまうから、松本さんのフレーズとか」と、自身も知らず知らずのうちに松本人志のフレーズを口にしてしまったことがあり、「自然とパクってしまう」と、その影響力の大きさを実感し、番組を観ないように心がけたそうだ。ただ、「どっかでみんな、好きやから勉強したことを、そのままやってしまう。それを“パクリ”って言われたら、エライことになってしまう」とし、佐野氏については「佐野さんは『パクリやない』って言うてはんねやから、それはそれでエエとしようよ」と擁護した。【ほかの画像を見る】岡村隆史(写真は2011年日本アカデミー賞のもの)(C)Gettyimages