篠原涼子主演の人気シリーズの完結編「アンフェア the end」が9月5日、全国328スクリーンで公開された。篠原は、共演の佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、AKIRA、向井地美音、佐藤嗣麻子監督とともに、東京・TOHOシネマズスカラ座での舞台挨拶に立った。
【フォトギャラリー】セクシーなドレス姿の篠原涼子、その他の写真はこちら
2006年に連続ドラマとしてスタートした今シリーズで、10年間にわたり主人公・雪平夏見として"座長"を務め上げた篠原は、「10年間の集大成として愛を込めた作品です。皆さんに見守って頂けたこと、感謝しております」と感無量の面持ちで、客席に向かって深々と頭を下げた。
そんな篠原に対し、前作「アンフェア the answer」からシリーズに参加する佐藤は、「前作から4年。4年経ってもお美しさに変わりなく……、なんて俺は杓子定規なんだ!」と最大級の賛辞。ドラマから共演し続ける寺島にいたっては、「メイクしても良し、すっぴんも良し、脱いで良し、酒飲んで良し、コメディ良し! こんな完璧な人、憎々しいけれど、でも大好きなの」とほめちぎってみせた。
恐縮しきりの篠原は、「寺さんはいつもそう言ってくれるけど、この10年間で木に登りっぱなし。違う仕事の時にも言ってね」とニッコリ。寺島は、ご機嫌の様子で「俺がケツもちすっからよ! 大丈夫、今日もきれいだよ!」とまくしたて、客席を喜ばせた。
「アンフェア the special ダブル・ミーニング」シリーズ以外の全脚本を手がけ、今作のメガホンをとった佐藤監督は、「本当にお疲れさま。10年間ありがとう。涼子ちゃんあっての『アンフェア』。プレッシャーもあっただろうけれど、4年ごとに(劇場版で)復帰して出てくるパワーはすごい!」と感謝のメッセージ。「何よ、改まって……」と照れまくる篠原は、感極まりながらも「連ドラが始まる1年くらい前に、打ち合わせで『バリバリハードな雪平で』と言われて反発していた小生意気な32歳のわたしを、心の広い皆様が支えてくれたおかげです。嗣麻子さんの存在は心強かったし、勉強にもなった。これからの10年間も宜しくお願いします」と明かし、熱いハグを交わしていた。