まっすぐドリルを突き刺すのは難しい…。
垂直に押してるつもりが大きく斜めに曲がった穴ができちゃう、かなりの手練でもないかぎり感覚だけでドリルを完璧に操るのは至難の業です。でも、プロ級とはいかなくても、誰だってできるだけ垂直に穴を開けれるようになりたいですよね。
そんなときにBullseyeBoreというツールを使えば、簡単にまっすぐドリルで穴を開けることができるようになります! その秘密はレーザーポインターで映し出された3つの丸にアリ。
BullseyeBoreはバッテリーで動くタイプで、ドリルを使うと3つの赤い丸がレーザーポインターで穴を開けたいモノの表面に映ります。内側の2つの丸はドリルが傾いても歪まないのに対し、一番外側の円だけが傾きに応じて変形する仕組み。そのため、今ドリルがどれだけ傾いてしまっているか、ちゃんと垂直になっているかを確認できるんです。
さらに、外側の丸にはサイズにもポイントが! 一番外側にある丸の大きさの変化を見ることで、ドリルが今どれくらいの深さまで入っているかが目でわかります。例えば、最初は円の直径が10センチメートルだったけどドリルを進めた後は5センチメートルまで小さくなった、という場合はドリルが5センチメートルの深さの穴を開けたということです。今までドリルは難しいから避けていたという方、BullseyeBoreだったら日曜大工の必需品になるかもしれませんよ。
でも残念なことに、実はこのBullseyeBoreまだ発売されていません…。
なんでも制作者たちは2つのバージョンで出そうと計画中らしく、ひとつは既存のドリルのチャックに取り付けて反対側からレーザーの円を出せるようにするタイプ、もうひとつは直接チャックに統合したタイプなのだそうです。
そしてアイデアはできていても、それを消費者に届けるためのビジネスパートナーとOEMがまだ見つかっていないんだとか。こんなにすばらしいアイデア、ぜひとも製品化してほしいです!
source: BullseyeBore via The Awesomer
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)