ガス削減、5年ごと見直し案浮上 ドイツの温暖化交渉閉幕
【ボン共同】各国が表明する温室効果ガス削減目標を5年ごとに見直すという提案が、ドイツ・ボンで開かれた気候変動枠組み条約特別作業部会で最終日の4日までに有力案として浮上した。定期的に見直すことで、長期的に削減量を増やす仕組みをつくる狙い。
ただ、見直しの対象や、どの程度の強制力を持たせるかについて、各国の考えに隔たりがある。作業部会は多くの課題を残し同日、閉幕した。共同議長は、期限となる12月の同条約第21回締約国会議(COP21)に向け、次回10月の作業部会で合意の最終草案をまとめたいとの意向を示した。