オランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクがセルティックから、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンへ移籍した。この際に過去13日間だけ所属していたクラブにも分配金が届くことが判明した。オランダメディア『Eindhovens Dagblad』が報じている。
フリーキックも得意としている異色の長身DFとして知られるファン・ダイクは、今夏セルティックからサウサンプトンへと移籍。違約金は1550万ユーロ(約21億円)という価格になった。
選手の移籍については、FIFA(国際サッカー連盟)のルールにおいてその育成に関わったクラブが違約金の一部を手にすることができるという権利が認められている。
もちろんこの件についても例外ではなく、ファン・ダイクがユース時代を過ごしたウィレムIIにはおよそ40万ユーロ(約5400万円)が支払われる予定である。
しかし、ファン・ダイクはウィレムIIに入団する前に所属したクラブがあり、それがRKCワールワイクである。RKCにはわずか13日間しか所属していなかったが、それでも所属は所属。今回、RKCはファン・ダイクの移籍によって1500ユーロ(約20万円)を手にすることが出来るようだ。
RKCのディレクターを務めるレムコ・ダグブラート氏は以下のようにコメントしている。
「我々は、ウィレムIIに行くお金よりずっと小さい権利があるだけだよ。フィルヒルがFCフローニンゲンからセルティックに移籍したとき、我々は250ユーロ(約3万4000円)を受け取った。それは素晴らしいこと。しかし、それ以上のことではないさ。13日の美しい時だった」
(記事提供:Qoly)